交通事故の被害者が外国人だった場合には、日本人である場合と比べて差異はあるのでしょうか。
まず、適用される法律は日本の法律になります。
しかし、適用される法律が同じでも、日本人と外国人とではその解決の方法が多少異なります。その違いとは算定額のことです。本国の水準が低い場合には、裁判でもそれなりに低くなるのが実情です。
ただ、テクニックとして自賠責請求をすると良い場合があります。なぜなら、自賠責では日本人でも外国人でも慰謝料に変わりは無いからです。
ただし、相続、つまり遺族への慰謝料の配分はその外国人の本国の法律が適用されます。