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警察官の証言「不合理だと感じた」

[記事公開日]2024/08/25

去年8月、当時19歳の男子大学生、山田さんを車でひいて死亡させ、救護をせずに逃走した事件。被告の70歳男の第2回公判が2月16日開かれ、事故の実況見分を担当した警察官が法廷で証言しました。マネキンを使って行われた実況見分で、警察官が見えたマネキンを被告の男は「見えない」と話したといいます。「自分は見えるけど本当に見えないか?」と、聞き返す警察官。続く男の発言に警察官は「不合理だと思った」と話しました。

実況見分は、“マネキン人形のようなものをひいた”とする横井被告の証言に沿って行われました。

実況見分が行われたのは事故の3週間後の去年9月7日の夜。事故現場の道路に置かれたのは“マネキン”です。

山田さんと同じようなサイズの身長160センチ、体重65キロ、手足の関節が自由に動くものでした。さらに事故当時、翔向さんが身に着けていたものと同様のシャツ、半ズボン、靴が身につけられました。横井被告が見たとする“マネキン”の形状は、横断歩道に並行するように置かれていて、左ひざを立てた形だったといいます。

実況見分では、横井被告が事故当時運転していた軽自動車を、交差点の停止線の70メートル手前から、5メートルずつ前進させて、マネキンが運転席からどう見えるのかを確かめました。

実況見分をした警察官:「自分の目で明らかに見えるものが『見えない』と言うことに、不合理だと感じました」

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