「頭痛の原因を診断する検査については、健康保険の対象になるということを、きちっと全国の医療機関にもご理解いただくような周知徹底をさせていただきたい」(長妻昭厚労相)
どうしても、脳脊髄液減少症は交通事故で被害者が泣きねねいりするケースが多いです。
脳脊髄液減少症は、脳の周りにある髄液が漏れ出し、頭痛やめまいが引き起こされる病気で、交通事故や転倒といった衝撃が原因になるともいわれています。
たまに保険会社が治療費を負担するケースがありますが、ほとんどが認定されません。
この病気をめぐっては、詳しい原因や診断法が確立していないこともあり、本来、保険が適用される検査等についても全額自己負担とされるケースが報告されていました。
ブラットパッチの健保適用は朗報ですが、効果のほどに疑問が残るもの事実です。
12日、治療の保険適用などを求める署名を手渡した患者団体に対し、長妻厚労大臣は、診断に必要な検査等は健康保険が適用されるよう全国の医療機関に周知徹底する方針を伝えました。これを受けて厚労省は、今月中にも全国の医療機関に通知を出すとしています。
また、患者の血液を脊髄に注入して脊髄液の漏れを防ぐ「ブラッドパッチ」という治療法については、速やかにガイドラインをまとめて、2年後の診療報酬改定の際に保険適用を検討したいとしています。
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低脳髄に朗報です
[記事公開日]2010/04/13